ご挨拶
慶應義塾 常任理事
男女共同参画室 室長 渡部 直樹
2009年3月、慶應義塾は男女共同参画の取り組みを一層進めることを目指し、男女共同参画室を設置いたしました。慶應義塾の創立者である福澤諭吉は、「日本婦人論 後編」の中で、「世界中等しく人間にして、西洋の婦人は役に立ち、日本の婦人は然らずとの道理はなかるべし」と述べ、男女の平等を明快に説いています。私たちは、この福澤諭吉の理想のもと、男女を問わずすべての人に開かれた社会の実現に寄与したいと考えます。
残念ながらわが国では、働く女性は、男性と比較して出産・育児・介護等のライフイベントによって、キャリアの継続が困難になる場合が多い状況があります。慶應義塾の男女共同参画の取り組みは、単に負担が大きい女性をサポートするということにとどまらず、男女がともに活動を分かち合い、お互いを補完することによってシナジー効果を達成することを目指すものです。そして、慶應義塾に集うすべての人々が、新たな知を生み出す社会の先導者として、研究・教育・医療の各面において社会に貢献していくことにあります。男女共同参画室は、そのための確かな基盤を築く役割を果たしたいと思います。
